ここ何年かずっと3Dプリンタを使える人になりたい!と思ったまま何もしなかったのですが、ステイホームのゴールデンウィークに3D-CADを触ってみることにした。何が良いか分からないので、とりあえずメジャーどころのFusion360を使ってみる。個人の非商用だと1年間無料とのこと。
どうせなら何か欲しいもの、困っているもの、有るといいなというもの、を作るのが上達効率もいいだろうということで、Akser FMA135 用にガイド鏡を載せるものを作ってみることにした。
まずは3D-CADのHello World的な直方体から。
FMA135にファインダーのアリミゾベースを付けようとすると、鏡筒固定ネジと干渉してつけられない。
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そこで干渉しないようにスペーサーを作ってみる。
初心者がいきなりCADでやるのも心配なので、まずは木で作ってみる。
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木でサイズを確かめたので、いよいよ3D-CADのHello World、直方体から。まずは直方体に穴を開けただけのもの。(真ん中にUNC1/4-20ネジ穴も作ってみたけど、使い道があるか不明。)この画は3D-CADでレンダリングしたもの。
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これまた初めて、中国のCNC工場に依頼を出す。見積を取ると一つでは単価が高すぎる。10個作ってもあまり値段が変わらないので、10個作る。材料代や機械の稼働コストより、データや機械をセットする人件費が高いのだろうと推測。
余ったものはヤフオクで売れそうなら売って、費用の足しにしよう。FMA135は人気がありそうなので、数人くらいは欲しい人がいるかもしれない。
注文から2週間ほど待ち、届いたものがこちら。
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赤色アルマイトにしたので、載せてみるとまるで純正オプションのような仕上がり!
名付けて「スペーサー135」
ファインダーベースを付けてみる。上と横、計三か所に付けれる。ガイド鏡とファインダーを並べるとSF映画に出てくる戦闘機のようなビジュアルに!なんならFMA135を3連装にもできそう。本来、FMA135はガイド鏡くらいの大きさなので、どちらかというと親亀ではなく子亀になる側だと思うのですが、こうやってみると親亀もアリかなと思います(笑)
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このスペーサーの良い所は、上なんでも載せれるところ。うまく穴の位置が合えば、チーズプレートを載せたり、アルカスイスのベースを載せたりできるかも。
スペーサーの厚みは13.5㎜、FMA135側のボルト穴の深さは浅い所で4.5㎜しかないので、3.5~4.0㎜くらい入るのが最適。(底が薄いみたいで、長すぎるボルトを締めこんでしまうと、穴の底が凹んで、鏡筒側から触ると膨らんでいるのが布越しに分かります。。。)
ちなみに寸法はこのようになってます。取り付けるモノの厚み+13.5mm+4mmのM5ボルトを用意してください。
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自分の場合、載せるものはファインダーアリガタが付いているので、どうせならファインダーベース一体型を作ってみる。そのCADデータがこちら。
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どういう構造にすればどういう風にCNCが動いて、コストがどう変わるのか、比較する為に中国のCNC工場とやり取りしながら何パターンか作ってみようと思う。とりあえず第一段はこれで、もうすぐ届く予定。
3D-CAD、面白い。もっといろいろやってみよう。