皆既月食

皆既月食のHDR画像を作ろうと計画。
カメラをPCからコントロールして、露出を変えて撮影することに。
昨年の日食の時に作ったカメラ制御プログラムをそのまま流用。

書込みの速いSDカードを使ってるけど、露出を変更して撮影、を繰り返すと1秒インターバルでは間に合わない。2秒インターバルでも、画像保存中はコマンドを受け付けない時があり、露出変更にミスる時がある。3秒インターバルだとまれに失敗する。確実に露出変更して撮影するには4秒インターバルが安全。ちなみにカメラはSony α7Cをレンタルした。

露出の振れ幅を計算すると3EVずらしx7枚が妥当だが、これだと28秒かかる。
しかたなく4.5EVずらしx5枚で、1分ごとに2セット撮ることにした。

架台はAZ-GTiで太陽追尾モードにして「地球の影」を視野に固定、その中を月が横切る様子を撮ろうと試みる。(本番でなぜか月追尾モードになってしまって、これは失敗した・・・・)

レンズはSharpStar ED61PH-iiにレデューサーを付けて、焦点距離は274㎜ F4.5。
これで露出を5段階に変えて撮影する。

サブとしてSeestar S30で月を追尾・タイムラプスを撮影。

そうして本番を迎える。
天気は快晴。すばらしい。

さて、まずSeestarだが、映像でトラッキングしているらしく、月が細くなると見失ってうろうろし、皆既になると完全に見失って視野外にいってしまった。広角レンズでは見えてるのに、惜しい。
残念ながら、タイムラプスは見失うまでで終了。





さて、メインのSonyカメラの方。PC制御はうまくいって、朝までずっと撮り続けてた。皆既が終わった後少しだけ雲が出たけど、それもすぐに晴れた。
HDR合成しようといろいろ頑張ったが、「何か違う」感がぬぐえない。肉眼で見た目とあまりにもイメージが違うというか。
いろいろ考えた結果、違う露出の画像を並べてタイムラプスにすることにした。
これなら、4つの画像のうちどれかは肉眼で見たイメージに近くなるはず。